誰も教えてくれない翻訳

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翻訳学校について見ていきます。

翻訳出版権や採算の関係から、ある本を日本で翻訳できるのは原則として一度きりとなります。その1回で翻訳家が解釈を誤れば、間違いはずっと残ることになってしまいます。訳した日本語に対して全責任を負う翻訳家の役割は極めて重大であるといえるでしょう。また、こうした重責を担う翻訳家の権利は、著作権法で守られています。原作の著作権はもちろん原作者にありますが、翻訳された日本語についての著作権は翻訳家に帰属します。日本語に訳した文章を翻訳家に無断で変更することは本来、許されないことになっています。

映画は映画会社が制作し、その国の配給会社と、さらに日本の配給会社を経由して、各地の映画館で上映されるという仕組みになっています。その際に必要となる字幕翻訳や吹き替え翻訳は、国内の映画配給会社から直接翻訳者に、または日本語版制作会社を通じて依頼される流れとなるといえるでしょう。ちなみに報酬についてですが、映像の分野では、通常、素材の長さ(時間数)を元に計算されます。しかし、媒体の種類、発注元の予算、翻訳者のレベルなどによって、金額はさまざまな要因で変動するといえます。

映画のビデオ・DVD化に際し、「ビデオ化権」というものが発生します。配給会社がビデオ・DVDを制作する場合、ビデオ化権は配給会社にとどまりますが、この権利をビデオソフト・メーカーに売却するケースも多くあります。前者の場合、必要な翻訳は、劇場公開用映画同様、配給会社から翻訳者に外注され、後者では、メーカーからさらに外部の日本語版制作会社へと全面的に制作が委託されることが多いといえます。その場合、制作会社は社内で翻訳処理をするか、必要に応じて外部の翻訳者に字幕や吹き替えを依頼するという流れになります。

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