通訳についてその主な種類を解説していきます。
翻訳とは、異なる言語間で意味を翻案するなかで、記述された文章を他言語で記述する作業を呼ぶことといえます。一方、発話を別言語に置き換える作業は通訳と呼ばれています。翻訳は、その言語間で対応する語彙を用い、対応する文法を用いて翻案することが多くなっています。しかし、それだけでは成り立たない場合もあり、文章中の個々の単語の対応にこだわらずに、意味だけを移す作業が行われることもあります。このことを意訳と呼ばれます。翻訳は、文学作品にはもちろん一般的なビジネスレター・製品の取扱説明書・品質マニュアル・仕様書・契約書・特許明細書・企画書・パンフレットなど、さまざまな文書に必要とされています。
翻訳をするためには、まず一般的な語学力が必要であるといえます。原稿に書かれた言語と翻訳先の言語の両言語に精通していなければなりません。また、文書の内容に関する専門知識を持ち併せ、その文書の種類や用途に合わせた翻訳をすることが求められるといえるでしょう。言語が異なるように、国や地域によって、それぞれ異なる文化や社会的背景が存在し、人々の考え方や常識も異なります。翻訳する場合には、これらの違いにも十分、配慮した上で、その言葉の語感を正確に伝えることが重要であるといえます。
翻訳と通訳の違いには、表現形式の相違・制限時間の相違・訳し方の相違が挙げられます。「通訳」は声を通じて言語を訳し、「翻訳」は文字によって言語を訳します。つまり、翻訳者は文章での表現力が、通訳者は音声での表現力が必要となってくるといえます。また、「翻訳」は基本的に締切はあるものの、原文をもらってから辞書を引いたり、表現を吟味したりなどして、その内容をじっくり考えながら訳せるといえます。一方、「通訳」では聞いた事柄を瞬時に、正確な日本語に直さなくてはならないといえるでしょう。翻訳者と通訳者では、身につけなくてはいけないスキルが大きく違ってくるといえます。